『バッカスの青春』（1884年、個人蔵 ）

＜作品紹介＞
新古典主義の流れを汲む描画技法により、バッカス祭の様子が描かれた、大きなサイズの作品（販売サイズは55×101 cm）。

バッカスは、ギリシャ神話における酒と収穫の神ディオニュソスの英語名。そして、バッカス祭（バッカナール）は、大勢の踊り手がバッカスを祀り豊作を祝う古代ギリシアの祭だった。後、南イタリアから古代ローマに伝えられたが、乱交，乱行のような放埒（エロティシズム的）な傾向が強くなったため、度々、禁止令が出された。

作品では、半裸や全裸の踊り手たちが、サテュロス、ニンフ、ケルビム、ケンタウロスの様な伝説的な存在と共に、葡萄酒を飲み陶酔しながら楽器を演奏したり踊ったりする、バッカス祭における一場面が表現されている。

作品左手に描かれている、酩酊しているように見える髭面の中年男性がバッカスで、葡萄の葉の冠を頭にかぶり、ワインの空杯を手に持ち、サテュロスたちに支えられながらロバに乗っている。バッカスやサテュロス、そして、ケンタウロスが後方に暗く描かれている一方、半裸や全裸の若い踊り手の男女（とニンフ、ケルビム）たちが、作品中央において、明るく鮮やかに表現されている。

ブグロー の一族の家業がワイン造りであったことが、本作品のテーマに影響を与えたと考えられている。

ウィリアム・アドルフ・ブグロー

＜画家紹介＞
19世紀のフランスにおける代表的な画家の一人。神話・宗教・文学・天使・少女などを題材とした作品を多く描いた。画風において、新古典主義の流れを汲む伝統的なそれの、また、構図と技法においてアカデミスムの影響を受けながら、独特な世界観を作品で表現した。ラファエロやプッサンの流れを汲む仏アカデミスムの画家であり、印象派、ポスト印象派などのモダニスムの隆盛とともに一時期は忘れられた存在となったが、20世紀末頃のアカデミスム絵画の再評価とともに画家もあらためて評価される。

複製画　高画質デジタルプリント（画布）

55×101 cm（オリジナルの寸法331×610 cmのほぼ６分の１サイズ）

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当サイトで販売している複製画作品は、高解像度の大型プリンターで画布（キャンバス）に出力した高画質デジタル・プリント複製画であり、また、一作品ごとに出来映えを調整した独自商品となっております。

具体的には、オリジナル作品の印象にできる限り忠実となるように寸法を調整し、また、美しい複製画作品となるように、仕上がりにこだわりを持って制作させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

なお、複数の作品につきまして、現在のオリジナル作品の状態よりも、制作された当初の名画作品のイメージを想定、および優先して制作しておりますので、その点につきましてはご留意ください。

お届け時期につきましては、ご注文後、お選びいただいた額縁を制作し、３週間から１ヶ月位で作品を発送させていただきます。

当店は国内で事業を行っており、安心してご注文いただけます。それでは、ご注文を検討していただけましたら幸いです。

・画面上部の商品画像は作品と額縁の画像を合成したものです
・すべての作品画像は実際の作品（画布を木枠に貼り付けた状態）を撮影したものです
・規格サイズではないため、落札後に額縁を制作・発送させていただきます
・各作品の在庫はひとつとなり、品切れになった場合の補充は数ヶ月後となります（その際に色調等の微調整を行う場合があります）
・商品画像の額（１番、ホワイト）を含め、下記の中からご希望の額縁をお選びいただけます

・額縁には裏板、トンボ、アクリル板、吊りひも、額縁側吊り金具が付属します