『イカルスへの嘆き』（（1898年、テート・ギャラリー）

＜作品紹介＞
本作品は、ギリシャ神話における“イカルスの墜落”のエピソードが題材となっている。

職人であったイカルスの父は、自身と息子がクレタ島から脱出するため、蝋でできた翼を制作した。しかし、イカルスは高く飛びすぎたため、太陽の熱で蝋が溶けて墜落し、死んでしまう。そして、岩の上に横たわるイカルスの死体の周りを美しい妖精（ニンフ）たちが取り囲み、彼の死を嘆き悲しむのだった。

大きく広げられた翼が、描画面において大きな領域を占め、また、細部まで描かれている。また、褐色のイカルスと白人である妖精（ニンフ）の肉体について、若々しく、また、美しく表現されていることがわかる。

ハーバート・ドレイパーの最も知られた作品で、1900年、パリの展覧会で金賞を受賞した。

ハーバート・ドレイパー

＜画家紹介＞
イギリス出身の古典主義の画家。宝石商である父ヘンリー・ドレイパーと母エマの子供としてロンドンで生まれた。ロイヤル・アカデミーで芸術について学び、ローマ、パリに遊学。1890年からイラストレーターの仕事を行い、最終的にロンドンに定住した。 最も生産的な時期には古代ギリシャの神話を画題として制作し、神話の人気が衰えた後は肖像画家として活動した。1900年、パリの博覧会で『イカルスへの嘆き』が金賞受賞。

複製画　高画質デジタルプリント（画布）

61×51.8 cm（オリジナルの寸法183×155.6cmの約３分の１サイズ）

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当サイトで販売している複製画作品は、高解像度の大型プリンターで画布（キャンバス）に出力した高画質デジタル・プリント複製画であり、また、一作品ごとに出来映えを調整した独自商品となっております。

具体的には、オリジナル作品の印象にできる限り忠実となるように寸法を調整し、また、美しい複製画作品となるように、仕上がりにこだわりを持って制作させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

なお、複数の作品につきまして、現在のオリジナル作品の状態よりも、制作された当初の名画作品のイメージを想定、および優先して制作しておりますので、その点につきましてはご留意ください。

お届け時期につきましては、ご注文後、お選びいただいた額縁を制作し、３週間から１ヶ月位で作品を発送させていただきます。

当店は国内で事業を行っており、安心してご注文いただけます。それでは、ご注文を検討していただけましたら幸いです。

・画面上部の商品画像は作品と額縁の画像を合成したものです
・すべての作品画像は実際の作品（画布を木枠に貼り付けた状態）を撮影したものです
・規格サイズではないため、落札後に額縁を制作・発送させていただきます
・各作品の在庫はひとつとなり、品切れになった場合の補充は数ヶ月後となります（その際に色調等の微調整を行う場合があります）
・商品画像の額（１番、ゴールド系１）および、下記の中からご希望の額縁をお選びいただけます

・額縁には裏板、トンボ、アクリル板、吊りひも、額縁側吊り金具が付属します