『魔女の調合』（1607年、ウィーン美術史美術館）

＜作品紹介＞
呪術、および魔術的な内容を画題とした、フランス・フランケン（子）の作品。

作品においては、ボスやブリューゲルの作品に登場するような魔物たちと人間が共存している情景が描かれている。

手前では、魔女が集まり、呪術書、頭蓋骨、蝋燭、その他のアイテムを使用して呪文を唱えているが、その隣でペンを握って机に向かっている存在は人間でない様に見える。

また、左手に描かれている女性が最も目立ち、刺繍のあるスカートと赤いマントを纏っているが、片腕、あるいは両腕がないように見える。

右手では、裸の男女に魔物が何かを与えている。

中央やや後方の右手では、魔女たちが大釜で何かを煮ている様子が描かれており、また、後ろに下がるほどに魔物たちが自由に跳躍するように表現されている。

魔女と魔物の世界が表現された、見る者に不気味な、あるいは幻想的な印象を与える作品。

フランス・フランケン（子）

＜画家紹介＞
1581年、画家である父フランス・フランケンと母エリザベス・メッテンズの子としてアントワープにて出生。なお、フランケン一族は画家一家。17世紀前半のフランドルにおける芸術文化に重要な影響を与えた。主に、歴史、神話、および寓意的な画題で作品を制作。“画廊画”を描いた先駆け的な画家であり、同分野の第一人者ヤン・ブリューゲルに影響を与える。当初、家族内のワークショップで活動したと考えられており、後、1605年にアントワープにあるギルドのマスターとなる。幼い頃から才能を認められ、芸術家として成功した。

複製画　高画質デジタルプリント（画布）

56×83.5 cm（オリジナルの寸法56×83.5cmのほぼ原寸サイズ）

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当サイトで販売している複製画作品は、高解像度の大型プリンターで画布（キャンバス）に出力した高画質デジタル・プリント複製画であり、また、一作品ごとに出来映えを調整した独自商品となっております。

具体的には、オリジナル作品の印象にできる限り忠実となるように寸法を調整し、また、美しい複製画作品となるように、仕上がりにこだわりを持って制作させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

なお、複数の作品につきまして、現在のオリジナル作品の状態よりも、制作された当初の名画作品のイメージを想定、および優先して制作しておりますので、その点につきましてはご留意ください。

お届け時期につきましては、ご注文後、お選びいただいた額縁を制作し、３週間から１ヶ月位で作品を発送させていただきます。

当店は国内で事業を行っており、安心してご注文いただけます。それでは、ご注文を検討していただけましたら幸いです。

・画面上部の商品画像は作品と額縁の画像を合成したものです
・すべての作品画像は実際の作品（画布を木枠に貼り付けた状態）を撮影したものです
・規格サイズではないため、落札後に額縁を制作・発送させていただきます
・各作品の在庫はひとつとなり、品切れになった場合の補充は数ヶ月後となります（その際に色調等の微調整を行う場合があります）
・商品画像の額（１番、ゴールド系１）および、下記の中からご希望の額縁をお選びいただけます

・額縁には裏板、トンボ、アクリル板、吊りひも、額縁側吊り金具が付属します